【人事に聞く】SPIの対策を絶対にすべき理由

f:id:k02shu:20191006103653p:plain新卒一括採用の選考過程において、SPIを受験必須としている企業がほとんどだと思います。

 

今回の記事では、SPIの対策をした方が良い理由について、東証一部上場の大手メーカーに勤める現役人事担当者の見解をもとにご説明致します。

 

 

SPIとは?

 

SPIとは、リクルートキャリアが開発した能力検査及び適性検査のことです。エントリーシートの提出とあわせて、当該検査結果の提出を求める企業が多くみられます。

 

能力検査は、働く上で必要となる基礎的な能力を測る検査です。

具体的には、「言語分野」と「非言語分野」の2種類の問題を通して、「問われていることが何かを正しく理解し、どういったプロセスで考えれば答えが出そうかを合理的に考え、効果的・効率的に処理していく能力」を測ります。

言語分野では、言葉の意味や話の要旨を的確にとらえて理解できる力を測る問題が、非言語分野では、数的な処理や、論理的思考力を測る問題が出題されます。

企業によっては、能力検査に英語の問題が出題される場合もあります。

なお、検査の結果は、得点が高ければ高いほど良いというものではなく、その企業が求める能力水準を満たしているかどうかという観点で見られています(求める能力水準は、企業によって異なります)。

 

性格検査は、日ごろの行動や考え方などについての多角的な質問から、その人がどんな人なのか、どのような仕事や組織に向いていそうかなど、人となりを把握するための検査です。

具体的には、物事や人、目標などに対する考え方などについて2つの選択肢が提示され、どちらが自分に当てはまるかを選択していきます。

引用元:リクナビ「就活準備ガイド」

  

企業はSPIの結果をどう活用するの?

 

さて、このSPIの検査結果ですが、企業ではどのように活用すると思いますか。活用の仕方は企業によって様々ですが、以下2つが主流となっています。

 

①選考序盤において、足切りに使用する

②選考中盤・終盤において、面接評価の補足情報として使用する

 

具体的に説明します。

 

選考序盤において、足切りに使用するケース

数千~数万のエントリーシートが届く企業において、全てに目を通して合否を決定することは容易ではありません。そのため、何かの基準を持って足切りをすることになります。

 

最も分かりやすく、よく使われる基準として学歴があります。就活生なら誰もが、「学歴フィルター」という言葉を耳にしたことありますよね?ちなみに、企業によっては、この学歴フィルターを会社説明会などの採用イベントにおいても適用していることがあります。

 

次に、この学歴フィルターをくぐり抜けた学生を待ち構えている基準が、SPIの検査結果で、SPIの能力検査の数値が一定のラインを超えていない場合には不合格となってしまいます。

 

さらには、性格検査の結果についても、個々の企業で重視している特性項目を設けているケースがあり、そこで特定の傾向がみられる学生を合格(あるいは不合格)にすることもあるのです。

 

選考中盤・終盤において、面接評価の補足情報として使用するケース

選考が進んでいくと複数回の面接が待ち構えていますよね。面接では当然、エントリーシートなどからは読み取れない部分を探ろうと、面接官は色々な角度から質問を投げかけてくるでしょう。

 

そういう意味では、SPIの数値はあまり関係がないように感じるかも知れません。

 

しかしながら、限られた面接の時間の中で分からなかったことや学生がついた嘘を見抜くための補足情報としてSPIの検査結果が役に立ちます。

 

意識しておきたいこと

 

さて、SPI結果の2つの活用ポイントについてご説明しました。このうち、学生の方々が意識しておくべきなのは、1つ目の選考序盤で足切りに使用されているということです。

 

SPIの能力検査は、その結果が具体的な数値で企業側に知らされる仕組みになっています。

 

その数値に対して、例えば49点未満は不合格というように基準を設けています。この場合50点の学生は次の選考に進めることになり、面接においてはSPIの検査結果以外のことも評価対象となり、そこではSPI能力検査50点以上の評価を受けるかもしれません。

 

一方で、49点の学生はその時点で不合格であり、いくらSPIの検査結果以外の面でポテンシャルを秘めていようと、それをはかるステージにすら立つことができないのです。

 

したがい、どんなに熱意を持ってその企業の選考に臨んでいても、企業の人間と会話する機会を持つことなく、お祈りとなってしまうのです。そうならないよう、必ずSPIの対策はしておいてください。

 

さいごに

 

今回の記事では、SPIの対策をした方が良い理由についてご説明しました。

 

裏を返せば、企業側はSPIの検査結果で足切りをしているが故に、面接では評価が高い人材を逃すリスクを孕んでいます。とはいえ、参考書を1~2冊解けば対策できるようなレベルのSPI能力検査ですから、それすら対策できていない(先見性のない)応募者を足切りするには丁度良いと考えているのです。