【人事に聞く】当日にできる面接対策

しごと

就職活動において、避けては通れないのが面接です。

余裕を持って自己分析、企業研究などを進めて面接に臨めれば良いのですが、学業や現職の業務が多忙だと、準備が上手くできていないこともあるでしょう。

今回の記事では、そんな忙しい中でも面接当日にできる対策について、東証一部上場の大手メーカーに勤める現役人事担当者の見解をもとにご説明致します。ただし、必ずしもすべての方に通ずるものではありませんので、取捨選択を行って参考にしてください。

1.見た目に気を遣う

見た目の印象はとても大事です。面接で同じことを話していても、見た目の印象が異なれば評価が変わってしまうことも少なくありません(もちろん、良い企業・優秀な人事ほど見た目に惑わされずにまっとうな評価を下すと思いますが)。

そこで、付け焼刃ではありますが、少なからず印象を良くする方法を、いくつか紹介します。

髪の毛をセットする

言わずもがなではありますが、髪型は非常に大事です。かっこいい/かわいい髪型にする必要はありませんが、必ず整えてください。寝癖がついたままなどもってのほかです。整髪料を使わなくても構いませんが、人前に出るのにふさわしいかどうかという観点で考えましょう。

裏を返せば、髪の毛をセットしていても、奇抜な髪型は悪い印象を与えてしまいます。

髭を剃る(男性のみ)

そのままの意味です。当たり前ですが、清潔感の有無に大きな影響を与えますので、髭を剃って清潔感を出しましょう。

顔に乳液を塗る

新卒の採用面接をしていると、顔の肌が乾燥して粉をふいている状態の学生さんがたまにいます。これは、とても汚らしく見え、「顔の見た目を気にしない=ずさんな人」ということまで考えてしまいます。従い、顔の肌の保湿は忘れずに行いましょう。

ネクタイをきれいに締める(男性のみ)

ネクタイの締め方(プレーンノットであるとか、ダブルノットであるとか)は何でも良いですが、しっかりとディンプルを作ってたるみがないように締めましょう。以下3つの項目も同様ですが、スーツの着こなしができていないと感性が鈍いように見えてしまいます。

汚れていないスーツ、しわのないワイシャツを着る

清潔感の有無に印象に大きな影響を与えます。就職活動で、何日も同じスーツを着ていると汚れてしまったり、しわが目立ったりしてきます。できれば、数着を着まわすなどして、毎日清潔なスーツを着るようにしましょう。

余計なものを身に着けない

メモ帳や財布、スマホ等、余計なものをスーツのポケットに入れることはやめましょう。パンツもジャケットも、本来の型が崩れてしまいスタイリッシュさに欠けてしまいます。

 

2.面接マナーに注意する

採用面接には、なぜか特有のマナーが存在します。実際のところ、これらができていないことで評価に大きな影響を与えることはほとんどありませんが、多くの人が行っていることをしないと、悪目立ちしてしまいます。

(そんなことで判断する企業はどうかと思いますが・・・、)こういった可能性を承知の上で、実施するか否かを考えてみてください。

採用面接特有のマナーの例

・部屋に入るときのノックは3回
・「どうぞ」と言われるまで座らない
・冒頭に自己紹介(学校名、名前)を自ら行う

3.面接中は適切な声のボリュームを意識する

企業側からすれば、同じ面接官が1日に何人もの応募者を面接しているケースは少なくありません。そうすると、面接内容の深掘りや評価付け以外のところではなるべく省エネしたいと考えています。

そんな中、応募者の声が小さい/大きいと、会話という行為自体に疲れてしまい、全体的に悪い印象になってしまうことがあります。

実際には、入社後に声が小さかった/大きかったところで、仕事の良しあしに大した影響はないのですが、面接では影響してしまう可能性があるのです。従い、面接官が聞きやすいボリュームで話せているかを常に意識しておきましょう。

 

おわりに

今回の記事では、面接当日にできる付け焼刃の対策をいくつかご紹介しました。

読んでいて気づかれたと思いますが、あくまでも上っ面だけの対策です。本当に入社したい企業なのであれば、予め余裕を持って深層部分まで対策するほかありません。

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