【スイスイ書ける!】文章を膨らませる15のワイルドカード

効率化

小学校の作文や読書感想文からはじまり、社会人の業務日報や昇級書類・・・。人生の至るところで必ず必要となるのが「文章の執筆力」です。 あなたは、文章の執筆に「嫌だな〜」と苦手意識を抱いていませんか?

正直な話、筆者も少し前までは、文章を書くことにネガティブな感情を抱いていました。

そのような中で、大学時代のレポートや、会社の業務日報に真摯に取り組んだ結果、「こんな風に膨らませて書いていけば良いんだ!」という、コツをいくつか掴むことができました。今回は、全15個のコツを5つに分類・整理したので、ご紹介をしていきたいと思います。

 

① 話の土台を膨らませる

一般論や世論を話す

自身の経験や体験を前提に話をはじめがちですが、意外と自分は当たり前だと思っていることでも、他の人にとっては当たり前ではないことが多々あります。そこで、書き手・読み手の足並みを揃えるという意味も込めて、「一般的には○○は、こう言われている」、「○○について、こう思われていることが多い」、「よく、○○ということがある」などの文言を載せると良いでしょう。

先人の発言を引用する

自分の主張に根拠を持たせる方法の一つに、「(有名な)あの人も同じようなことを言っているんだ」と、その人の言葉を引用する、ということが挙げられます。「巨人の肩に乗る」と言う言葉があるように、先人の知見を取り上げることで、根拠を厚くすることができます。

決まりで根拠を厚くする

他者の発言や成果の引用の他に、「決まり」を引用することで揺るぎない根拠を示すことも可能です。たとえば、辞書に載っている言葉の定義、法則、法律、政令などを今一度引用することで、客観性を取り入れることができ、しっかりと話の根拠と土台を固めることができます。

② 話そのものを膨らませる

補足をする

「ちなみに、○○である」、「たまに、○○ということもある」、「ただし、○○は○○の時に限る」、「もっというと、○○である」などと、その話自身を補足情報で補強することによって、読み手側でも自身で情報を整理し、より深い理解と納得を与えることができます。

別の角度から話す

自分の発言を読み手に誤解なく伝えるには、ある角度からの言い方だけでなく、いくつか、別の角度から同じことを話すことが有効です。「言い換えると、○○ということ」、「反対にいえば、○○ということ」というように、同じ内容を別の言い方にしてあげる、ということです。

たとえ話をする

自分ではちゃんと伝えたと思っていても、意外と言葉足らずなことがあります。そのような時は、たとえ話をすることで、読み手の理解を促進させ、誤解なく話を進めることができます。読み手を想った親切な文章の執筆に繋がると同時に、話を膨らませることができます。

③ 話を時系列に膨らませる

背景情報を話す

あなたがそう話す理由について、どのような経緯(いきさつ)があったのかをまとめてあげることで、読み手と話の文脈を共有することができます。

前回までの話をする

話を分割する場合、アニメなどでも「前回までのあらすじ」があるように、その分割された文章だけを読んでもなんとなく流れがわかるように書いてあげると読み手に親切と思います。話を分割しない場合でも、たとえば、長い文章の合間に振り返りを挟むなどして、読み手を置いてけぼりにせず、話を進めていくことも有効です。

今後の展開を話す

過去の話をするのが有効であれば、もちろん、これからの話をすることも有効です。話をその時点だけで終わらせないことで、話にスケールを出すことができます。読み手にとっても、その話の未来を知ることは、その話をより理解することに繋がります。

 

④ 話を横に膨らませる

類似する事例を列挙する

あなたの話と並列する類似の事例があれば、それを列挙し、広く浅く紹介することで、書き手の視野の広さをアピールすると同時に、話の信憑性を高めることができます。

事例の比較をする

一般的に、物事の良し悪しは比較によって相対的に決まります。話も同様です。読み手は、あなたの主張を聞いて、自身の頭の中にある別の事例や過去の経験と比較し、あなたの主張を検討します。これを、予め事例を挙げてこちら側で比較し、文章に盛り込んでおくことで、あなたの主張を、あなた自身で、良い方向にリードすることができます。

対立する話に触れる

どのようなことにも、対立する話があります。「○○ということを把握した上で、あえて、○○ということを話しています」などと対立するものの存在を想定して触れておき、予め弁明しておくことで、領域の網羅感を出し、話に説得力を持たせることができます。

⑤ 話を生み出して膨らませる

想定される疑問に答える

話をした後に、予め想定される疑問を自ら提起し、それに答えることで、話に厚みを出すことができます。たとえば、「○○ではないか、という意見もあると思いますが、○○なんです」、「○○と思うかもしれませんが、○○なんです」といった具合です。

自分の考えを話す

話に自身の考えを入れることで、あなたのオリジナルの文章となります。書き手がどのようなスタンスで話をしているかも、読み手により伝わるでしょう。自身の考えを書く時は、それがあなたの意見であるということがわかるように、事例部分とは明確に分けて書くことを意識しましょう。

自分なりにまとめる

話のまとめを書くことで、結局なにが言いたかったのかを読み手に再度伝えることができます。話を厚くすればするほど、最後のまとめが重要となることでしょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

文章を書いていてつまずいた時には、本記事を思い出し、コツを適当にピックアップして、とにかく書き物を進めてみましょう。

さらに先のステップとして、下記の記事では「文章に躍動感を出す」コツを紹介していますので、併せて読んでみてくださいね。

あなたが「文章なんかスイスイ書けるよ!」と思える日がくることを願っています。

コメント

  1. nonoppp より:

    参考になりました

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