【人生を豊かにするための考え方】イラっとするたびに得をする

くらし

日々の生活の中で「イラっ」とすること、ありますよね。仕事で上司から理不尽なことを要求されたり、指導している部下が指示を聞かなかったり、奥さんと喧嘩したり・・・。イライラの種は尽きません。

そんな時、皆さんはどう行動しているでしょうか。

イライラに身を預け怒鳴り散らしているでしょうか、怒りを押し殺し我慢しているでしょうか。いずれの対応をとっても、後からムシャクシャしたり、モヤっとした気持ちが拭えないような経験はありませんか。

よく、アンガーマネジメントのセオリーとして「6秒ルール」というものが語られます。これは、人間の衝動的な怒りは6秒でおさまるという通説から、イラっとした時に6秒我慢して衝動的な行動を抑制しようとするものです。

ただし、衝動的な行動は抑制できても、自分の心の中のネガティブな気持ちは残ってしまうかも知れません。

さて、今回の記事ではイラっとした時にネガティブな気持ちを残さず、今後の人生を少し豊かにするための考え方をご紹介します。

 

怒りの仕組みを理解しておく

なぜ人はイラっとするのでしょうか。

その答えは簡単です。それは、自分のニーズを満たさない何らかの事象が発生しているからです。言い換えると、「こうあって欲しい」「こうあるべきだ」という自分の考え(ニーズ)を、誰かに損なわれたときに怒りが生まれるということです。

例を見てみましょう。

ある会社の営業部に所属している入社3年目社員Aさん。先方への提案資料を2週間かけて、本気で作成した。この後、上司に承認をもらって先方に提案するという流れである。

Aさんは、かなりの完成度のものができたと考えており、上司からは「完璧だ。これで行こう。」と一発OKが出る可能性すらあると踏んでいる。あるいは、一発OKとはいかないまでも「よく頑張った。ここを少し修正しようか。」といった労いの言葉とともにちょっとした修正指示を受けるものだと考えていた。

しかし、上司に提出したところ、実際の言葉は「やり直し。」の一言であった。これに対しAさんは、イラっとした気持ちを抱えたまま、資料の修正作業に着手した。

この例では、Aさんが「こう言ってもらえるだろうな」「こう言ってくれたら嬉しいな」と思っていたところに、思いがけない言葉が返ってきたことで怒りが発生しています。

考えてみてください。仮に、資料作成に本気で臨んでおらず、「きっと承認されないだろうなぁ」「もしかしたら怒られるかもなぁ・・・」などと考えていたとすれば、恐らく上司の「やり直し。」という言葉にイラっとすることは無かったのではないでしょうか。

つまり怒りの発生は、全てが外的要因によるものではなく、自身の考えと他者の行為にミスマッチがあったときに起こり得るのです。

また、上記の例のような「こうあって欲しい」という願望のほか、「こうあるべきだ」という強い価値観に他者の行為が反していた際にも怒りを感じると言われています。

イラっとした時の思考法

怒りが発生する仕組みは理解できましたでしょうか。では、それを踏まえてどのように考え、行動したら良いのでしょうか。

難しいことはありません。イラっとしたタイミングでその怒りを認知し、「自分のニーズを満たさない何らかの事象」 が発生したと考えてください。

自分自身が”今怒っている”ということを自覚するのです。メタ認知という言い方をしますが、そうすることで自分自身の考えや行動などを客観的に認識して、自身の行動をより良く修正していくことができます。

具体的には、次のような思考を展開できると良いでしょう。

– 自分が怒っていることを認知する。

(-自分のニーズを満たさない何らかの事象が発生したことを理解する。)

– 自分のどのようなニーズが、どう損なわれたのを考える。

– 自分にどのようなニーズ(考え方、願望、価値観)があったのか認知する。

イラっとしてすぐに、ここまで思考を展開できれば、衝動的な行動を起こすことはまずありません。冒頭に述べた「6秒ルール」が自動的に適用されていますね。

また、この思考法の最も良いポイントは、最後に自分のニーズ(考え方、願望、価値観)を認識できることです。

 

自分のニーズを理解した後は?

では、 自分のニーズ(考え方、願望、価値観)を認識してどうするのでしょうか。

自分のニーズを理解する行為、これはつまり自己分析を指しています。 自己分析という言葉は就活の時期によく耳にしますよね。なぜ、就活の時期に自己分析をするのかと言えば、株式会社マイナビによれば次の通りです。

自己分析の目的

【1】将来の目標やキャリアプランを見つけるため 【2】自分自身の価値観を明確にするため 【3】長所や短所などの特徴を見つけるため 【4】自己PR・志望動機を具体的にするため

自己分析の目的は就活において企業が求めている「企業で生かせる力・資質」はもちろんのこと、自分自身が「どのような仕事をしていきたいのか」、「今後のキャリアをどのように歩んでいきたいのか」の将来に関わる部分まで多岐に渡ります。
新卒の就活は今後の人生において大きな転機となるので、将来なりたい自分になるためにも、この機会に十分な自己分析を行いましょう。

引用元:株式会社マイナビ 自己分析とは

上記引用は、就活生向けのメッセージですが、自己分析は就活生以外にも通ずる大切な行為です。

自己分析をすることで、自分がどのような時に幸せを感じるのか、どうすれば幸せになるのか、何が譲れない価値観なのかといった人生の軸となるものが見えてきます。

日常的に自己分析を行っているという人は中々いないと思います。しかしながら、イラっとすることは誰しもあります。そのタイミングで、メタ認知をして自分のニーズを認識することができれば、それは十分に意味のある自己分析へと繋がります。

例えば、先ほどのAさんのケースで、「結果よりプロセスに対しても一定程度評価してほしい」という自身のニーズを認知できたとしましょう(もちろん、深掘りしていけば他にも感じることがあると思います)。そうすると、Aさんが数年後に転職を検討しているタイミングで「結果よりプロセスを重視して評価してくれる風土の会社を選ぼう」という方針になるわけです。

このように、自身の怒りの感情を自己分析に繋げることで、その後の人生を自身のニーズに沿った道へ方向修正していくことができるのです。

おわりに

今回の記事では、イラっとした時に人生を豊かにするための思考法をご紹介しました。

怒りの感情は、得てしてネガティブなものと捉えられますが、少しでも自身の成長の糧にできれば、ポジティブなものに変わります。

イラっとした時に「ラッキー!」と思えるようになれば、間違いなく人生が豊かになっていきますね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました